ハンプティ・ダンプティは卵男。
いつも卵を食べている。
セイウチ男は牡蠣が好き。
狂った大工と手を握り、
牡蠣を騙して、ムシャムシャムシャ。
不思議なバスが行き着くところ。
マーマレードの海の上、
若草色のボートに乗って、
世界の果てで、出会う人。
卵男はこう尋ねる。
「一番大きくて、一番小さいものはなあに?」
セイウチ男はこう答える。
「一番綺麗で、一番醜いものさ」
アリスは少し恐ろしくなる。
ベンチの上にはコーンフレーク。
バスが来るのを待っている。
××企業のシャツを着て、
鼻の下を伸ばしている。
卵男は塀の上。
ハンプティとダンプティ。
二人は知っている。
何処にも意味など無いことを。
それでも意味を求める心。
セイウチ男は岩の上。
波打ち際がお気に入り。
海の彼方を見つめている。
特に深い考えはない。
月曜日は頑固者。
金曜日は浮気者。
卵男とセイウチ男。
あなたは薔薇の名前を、
アリスに向かって叫ぶだろう。
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