2014年7月20日日曜日

たそがれ王子


たそがれ時の風景が好きだ。
特に、夏の始まりから、終わりにかけて。

秋や冬も良いけれど、
夏の雲を背景とした夕暮れは格別だと思う。

積乱雲や様々な雲たちが、大空に浮かぶさま。
地球という星の、惑星としてのスケールを感じる。
強い夏の陽射しの空と、地上の木々や建物の闇。
このコントラストが夏のたそがれを、
よりドラマチックにしていると思う。

夏の暑さは疎ましい。
蒸し暑い日は尚更だ。
それでも、夕暮れ時になれば
「たそがれ王子」が顔を見せる。

たそがれ王子は夏の空を舞い、
雲の上に遊ぶ。
小さな笛やハーモニカを持っている。

たそがれ王子が奏でる音楽。
夕暮れのオレンジ色の光と混じり合い、
やがて美しく深い藍色になる。

*写真1-萩山駅周辺(7/11撮影)
  写真2-1984年ごろ作「たそがれ王子」

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