子規のこと。
歌も、散文も一見簡素で凡庸なようだが、そうではない。
病床にあって、見ること聞くこと読むこと考えることを徹底した強さがあると感じる。
生きるとはそれぞれの日常を生きることだ。若くても年を取っても、どんな状況でも
今しかない。子規を読んでるとそう感じる。
英国で活躍する、現代の画家ルシアン・フロイトの画集を買った。
氏は重厚な油絵で、ヌードを中心とした人物画で著名な画家である。
もの凄くリアルなのに、日常に潜むもう一つの現実を示している感じがする。
美術は具象的であれ抽象的であれ、美術でしか表せない世界を生み出しているのだ。
絵画は精神の窓だと思う。それがどの様な窓であれそれぞれがそれぞれの窓を持つことが
大切に思う。
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