2009年9月29日火曜日

タモリ倶楽部

タモリ倶楽部が好きだ。

それほど熱心に見ているわけではない。
金曜日に起きていれば見る程度だ。
あまり盛り上げないのがミソなのだろう。
鉄道マニアものなど、マニアではない人も楽しめる。

ベストセラーでロングセラーのものはマレである。
表現の世界でも、ビートルズの音楽や
太宰の小説などあるにはあるが、多くはない。
子規は月並みを嫌った。流行りを追うと月並みなると戒めた。

ピカソは夥しくスタイルを変えた。
ひとつの様式がピークを迎える前に新しい様式を模索した。
いくつもの頂点を作り出しながら、芸術を展開した。
マチスは晩年のインタビューでこう答えている。
「私はこれまでにずっと同じものを探求してきました」
学生の頃からマチスに傾倒していた私だが、
自分はピカソタイプなんだと最近は思うようになった。

タモリ倶楽部の居酒屋巡りが好きだ。
井筒監督やなぎらけんいちなど、
だらだらと飲みながらだらだたと話しているのを見るのが好きだ。

酒飲みは、酒飲みを見ると安心するのだ。
本当は安心など出来ないのに。
まだオレは大丈夫だと、そう思って飲んでいるのだ。
今日は酒を抜いた。
 

「酔うてこほろぎと寝ていたよ」   山頭火

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