2012年12月11日火曜日

いつか引越する日

引越の経験を数えてみた。

新潟では一度だけ。
旧居から新居へ移った。11歳の時だったと思う。
初めて自分の個室が出来た。
道路拡張に伴い、ほとんどの家が建て直した。
それまでの道路は舗装されておらず、
大雪の年は、除雪車が間に合わず、
しばし(時にはかなりの期間)通行止めになった。

18歳で上京し、最初の住居は練馬区豊島園。
東京で都心からさほど遠くないのに、
アパートの回りには大根畑が多くあり、
「東京なのに・・・」と驚いた。西日のキツい部屋だった。

1年間の浪人生活の後、
大学に近い、東村山へ移った。
4畳半から、6畳になっただけで嬉しかった。
中学の同級生、10人近くが泊まったことがある。

仕事が西多摩郡瑞穂町に決まり、
東青梅の独身者用住居に住んだ。これが四回目。
結婚して福生に移ったが、すぐに青梅の公営住宅に転居。
福生が初めての風呂付き住居だった。

河辺にマンションを購入して、10年以上住んだ。
羽村市五ノ神の1DKのアパートに移る。
8年近く住んで、この12月23日に、
萩山の団地に移り住む。通算では9回目の引越になる。

8階の2DK。眺めが良く、駅から近く、リフォームも綺麗で、
気に入ったので、直ぐに契約した。
板の間の1部屋をアトリエにするつもりだ。

天才浮世絵師、葛飾北斎は、
引越マニアみたいな人だったらしい。
一日に2回引っ越したこともあると言う。
彼の独創的な視点を持つ作品群、
「富嶽三十六景」シリーズは、新しい土地を求める、
彼の貪欲な好奇心から生まれたのだろう。

引越の荷造りその他で忙しい毎日だが、
新しい土地で、
新しい生活と新しい作品が始まることを念じて、
日々を過ごしている。

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