13年前の夏の夜、
赤城高原スキー場のゲレンデで、
UFOを目撃したことがある。
星の綺麗な空だったと思う。
夜空に星よりもずっと大きな光が現れた。
人工衛星か飛行機かなと思ったら、
瞬間的に光は消え、離れた処に現れた。
光は直角に曲がるような不思議な動きを見せ、
数秒してから、消えた。
その時ぼくは素面で、
回りには数人の知り合いが、同じ現象を目撃している。
あの飛行体は何だったのか、
未だに解らないし、これからも解らないだろう。
ただそれが宇宙船だとか、
宇宙人に遭遇したのだというような思いは、
当時も今も持っていない。
ただ未確認飛行物体を目撃したという、
それだけのことだ。
3年前に1年の計として、絵日記を書いた。
昨年は日課として、色んなものを毎日素描した。
物を素直にスケッチするという、
画学生のような初心に戻ろうと考えたからだ。
今年のテーマは「山水画」
引越して、ベランダからの眺望が良いことと、
物では無く、空間や精神世界を描こうと思った。
実際の風景や心象風景がほとんどだが、
四月に入って、風景に空飛ぶ円盤を描いている。
有名なアダムスキー型というやつである。
ぼくは宇宙船や宇宙人が存在するとか
しないとかにあまり関心はない。
心理学者のユングはUFOの発見に、
現代人の心の現れを見ているが、
神話なき時代の神話として、
UFOが存在していると考えたのだろうか。
ぼくの空飛ぶ円盤の絵も
単なる象徴として描いているだけだと思う。
でも、これがぼくにとっての、
新しい絵画シリーズの始まりになりそうな、
そんな予感がしている。
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