2014年10月9日木曜日

行こうぜ!東北 5

岩手県で最も行きたかった場所が、毛越寺だった。
(「もうつうじ」と読みます)

宮古から、陸前高田、釜石と海沿いの道路を抜け、
毛越寺がある平泉町へと向かう。
山道をかなりの時間走る。
行けども行けども、長閑な田舎の風景。
「本当にこの道で合ってるのかな・・・」
ちょっと不安になるほどだった。

漸く毛越寺の駐車場に到着。
良い雰囲気に気が焦る。
斜め前方に小学校が見えた。
作りがシックで、景観に配慮しているのが見てとれた。

入場券を購入し山門を通る。
正面に本堂、左手に宝物殿がある。
右に進むと、毛越寺の中心「浄土庭園」があった。
 

回りの杉並木、借景の山並みが美しい。
中心の池は見る立ち位置によって、
その表情を変える。

世界遺産にふさわしい堂々とした雰囲気があり、
尚且つ控えめな奥ゆかしさも感じられた。
観光客はそれなりに居るのだが、
蝉の声だけが賑やかで、静けさを感じた。

中尊寺には以前出かけたが、
今回は断念した。
あの頃は藤原氏三代にも、大した興味はなかった。

「そう言えば、三陸って何を指すんですかね?」K氏
「陸前とかですね・・」曖昧によしいは答えた。
調べてみれば何のことはない。
「陸前、陸中、陸奥で三陸」だ。
知っていたようで、あやふや。
そんな生き方で齢55歳まで生きてきたわけだ。

毛越寺は想像を超えて素晴らしかった。
受付の女性が、品がよく美しかった。
そんな余韻を胸に、宿泊先の仙台へ向かった。
(続く)  
*写真 毛越寺(撮影 K氏)

0 件のコメント:

コメントを投稿