シュルレアリズム。
超現実主義。
夢や無意識の領域を
自動書記やデペイズマン(配置転換)によって
異なるもの同士を「出会わせる」こと。
理性を否定し日常の奥に潜むものを露わにすること。
19世紀になって、近代主義が支配的になった。
それは「産業革命」とともに欧州に広がった。
理性中心主義となり「迷信」「本能」「超越」と言った事柄は
理性的ではないとされた。
ヒステリーの研究がなされ、
「無意識の世界」や「精神的な抑圧」が問題となった。
シュルレアリズムもそんな背景の中で誕生したのだろう。
たぶん我々は、剥き出しの現実に耐えられない。
現実自体も一つのフィクションに過ぎないのに。
僕らは大抵は決まったパターンで思考し行動する。
感情もほとんどがプログラムに従っている。
「地球が回る音を聴きなさい」とヨーコが言う。
「天国なんてないと思ってごらん」とジョンが応える。
「世界の中に神秘はない。
世界が在ることが神秘だ」ヴィトゲンシュタイン
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