2011年2月5日土曜日

春はあけぼの

 立春の昨日は暖かかった。
 天気図は冬型から春型へ変わったと言う。

 実家のある新潟を含む豪雪地帯に住む人たちは
 胸を撫で下ろしていることだろう。

 二、三日前から朝の富士山が霞んで見えなくなった。
 花粉飛翔が活発になって、目鼻の具合が良くない。
 紅梅・白梅・蝋梅をよく目にする。
 春の兆しははっきりと現れている。

 今年になって始めた英文入りの絵日記。
 何とか一ヶ月は描き続けた。
 
 最初は英文も短く、絵も略画だった。
 日を追う毎に英文は長くなる。
 絵も少し凝ったものに変わった。

 もっとシンプルにとは思う。
 仕事が始まると同じような日常の繰り返し。
 取り立てて書くような内容も無くなっていく。

 けれど、そのような全くの平凡な日常を描くこと。
 そこには意味というか何かの気づきがありそうだ。
 自分のこと自分の日常。
 何となく過ごしているので、
 無自覚に感じ考え、行動している。

 周りの人を見渡すと、
 ちょっと自覚すればもっと良い方向へ変われるのにと思う。
 そう言っても人ではなく自分を対象に研究し
 自分のことや自分の日常に気付くことは難しい。
 絵日記がその気づきのきっかけになるかもしれない。

 清少納言の「枕草子」が素晴らしいのは、
 ありふれた日常や自然の変化を
 「いとおかし」こととして観察していることだろう。

 「我々は我々に知られていない」ニーチェ

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