2011年3月3日木曜日

日本のデザイン

 ドコモのロゴデザイン。
 実は僕の親戚がデザイン制作に加わっている。

 贔屓目じゃなくても、一見小さい文字が
 遠くからもはっきりくっきり見える。
 ロゴで珍しい赤色も鮮やかだ。

 親戚はCI(コーポレイト・アイディンティティ)の専門家。
 CIはマークのようなロゴデザインを含む、
 企業の顔となるような、
 視覚的でベーシックなデザインを指す。

 分かり易い例で言えば、
 三菱の家紋のようなマークや、
 トヨタ車についているマーク、
 ソニーのシンプルな文字などもそうだ。

 文字やマークで企業イメージを伝える。
 単純に見えても責任の大きいデザインである。
 その気になって眺めて見ると、
 面白いだけでなく、それぞれの工夫が見えてくる。
 日本のデザインはなかなかどうして大したものなのだ。

 だが僕には日本のデザインに大いなる不満がある。
 それは主として色彩に関してである。
 
 車も家電も白色が未だに主流。
 漸く鮮やかな赤や藍色なども現れたけれど。

 かつてローバーミニに乗っていた時
 個性的な外見も見事だが、
 ブリティシュブルーという藍色や深い緑色。
 これらの色に魅了された。
 
 我が日本の新幹線。性能には信頼してるがやはり白物。
 フランスのTGVやドイツの新幹線の色。
 一言で言えば日本の色にはシックな感じがない。
 清潔感と分かり易さ、それだけじゃないだろうか。

 プロスポーツのユニフォームのデザイン。
 専門家が頑張っているんでしょうが、デザインし過ぎ。
 プロのユニフォームは身体を綺麗に見せること、
 それが基本で最優先ではないか。
 それなのに装飾的すぎたり、色を使い過ぎたりしていると思う。

 日本の伝統デザイン。
 祭の意匠や法被のデザイン。
 かっこいいじゃないか。
 
 色彩と装飾を見つめ直せば、
 日本のデザインきっとまだまだ良くなるはず。

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