寒くて目が覚めた。
昨日は小寒だった。
新潟に帰る前は大雪が降った。
福島県の会津や鳥取などが雪害に遭った。
去年の正月は10年振りの雪下ろしをした。
今年も覚悟して帰った。
しかし毎日雪は降るが、積もらない。
雨の日もあり、来る前よりも雪は減った。
それでも屋根の上には30cmの雪が積もっている。
雨を受けた雪は溶けてまた凍るので固く重くなる。
次に大雪が来たら直ぐに下ろさないといけない。
大雪は続いたり、何度も来たりする。
東京の知人と飲み会で会った。
知人も新潟の出身だ。
「新潟にいて一番嬉しかったのは3月ね」
「雷が鳴って、雨が降るとどんどん雪が溶けたね」
「そう。それが嬉しくってねぇー」
「雪が割れて地面が見えると蕗のとうの花が咲くんだよね」
「とにかく春が待ち遠しかったわ」
生ビールと日本酒と焼酎お湯割りでふにゃとした脳みそで
高校時代の自分をぼんやりと想い出していた。
暮れから太宰の「津軽」を読み直したいと思っていた。
もう何度も読んでいるのに、青森新幹線の開通のせいだろうか。
太宰が友人の歓待を受けている場面が何だか好きだ。
つい過剰な歓待をしてしまう津軽の人に親近感を憶えてしまう。
二次会のカラオケでは
太田裕美の「雨だれ」と五輪真弓の「少女」を歌った。
どちらも冬の歌だ。
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