2011年6月28日火曜日

近代主義について

不思議に思う。
それもかなり頻繁に。

日本の近代化とは何だったのか。
そもそも(遅れていた)西洋が強大になった
近代主義とは何か、長年の疑問だったのだ。

理由は簡単だ。
僕らが近代化社会に生きている現実があるのに、
近代主義が分からないのは、
自分の生きている時代の根本が分からない、
そういうことになると考えていたからだ。

ある年齢になると自分の国の歴史、地理、文化について
特に意識するようになった。

自分は西洋絵画を基本とした表現を追求しているのに、
その背景がまるで分かっていない、そう気付いた。
同時に日本についてどれだけ理解しているのか、
ほとんど分かっていないというのが実感だった。

自分が住んでる住まいや着ている服、
使っているモノ、目にするあらゆる人工物。
あらゆるメディア、広告や印刷物、勿論アートも。

文学も音楽も、演劇、映画、デザイン、そして美術。
これらは近代主義とどう関わっているのか。
日本いう国の風土や文化とどう関わっているのか。

極端に言えば、私たちの生活の中で
近代主義と無縁なものの法が少ないのではないか。
では近代主義とは何か?
(続く)

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