トイレの夢。
子どもの頃、トイレの夢を見ると
次の朝はシーツに地図を描いていた。
昔の田舎ではトイレは離れにあり昼でも暗い。
しかもボッチャントイレだった。
だからトイレが怖かった。
このことは宮崎駿も書いており、
トイレが怖い処で無くなって
人間の想像力も変わったと述べていた。
アニメ「魔女の宅急便」を見ると、
西洋でもかつてトイレは離れというか
家の外に在ったことが分かる。
ずっと悪夢に悩まされてきたが、
最近は、悪夢を見るとこれは夢なんだと気付くようになった。
夢の中で夢に気付くと、厭な夢から醒めることが出来る。
でもそれが限りなく日常に近いと、夢と判断するのは難しい。
ある晩こんな夢を見た。
いつものように百薬の長で飲んでいた。
うっかりと寝てしまったが、起きるとまた同じ場所に居た。
夢の中で寝て、また起きて同じ場所に居たのは初めてだった。
こうなると夢と現実の区別は困難だ。
毎日同じ夢の続きを見ていたら、
それは完全にもう一つの日常になるだろう。
二つの日常は僕らを破滅に導くのだろうか?
それとも幸福になれるのだろうか?
ジーキル博士とハイド氏。
一人の人間の二つの人生は悪夢になるのだろうか?
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