ビージーズの名曲「若葉のころ」。
「君と僕。僕らの愛は決して死なない。
誰が泣くと言うのだろう。
若葉のころ(5月の初め)がやって来たのに」。
中一の時に見た映画「小さな恋のメロディ」。
主演のマーク・レスターと
ヒロインのトレーシー・ハイドが、
墓地の中を初めてデートする場面に
流れたのがこの曲だった。
桜が散ると、いよいよ若葉の季節だ。
拝島駅から数百m出たところで玉川上水を横切る。
ほんの一瞬だが、見逃さないように気を付ける。
新緑の木々が緑のトンネルのように見える。
玉川上水には雑木林が多い。
桜並木のところもあるが、大方はナラやクヌギなど
所謂、雑木が続いている。
新緑の緑は、どうしてこんなに多様なのか、毎年驚く。
しかし十日ほどすれば、みな同じような濃い緑色になる。
一般的には素朴派の画家として知られるアンリ・ルソー。
彼は、緑色の巨匠だ。
彼くらいの腕前がないとこの新緑の美しさは表現出来ない。
自称、世界で5本指に入る画家である僕でも難しい。
檜花粉はまだまだび交っているし、(僕は花粉症です)
4月は年度初めで、仕事はバカみたいに忙しい。
体に鞭打って、今度の日曜日にあるライブ練習をしている。
決して心穏やかな日々とは言えないが、
若葉のころの美しさは、瞬間的にそれを忘れさせてくれる。
「久かたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」
紀友則
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