2010年4月23日金曜日

Lucy In The Sky With Diamonds

 「すいません。後の方、前に詰めて下さい」。
 ライブハウス‘ラバーソウル’の入り口の
 ドア越しに中に入れなくて困って居る人がいた。

 椅子を手に、バンドの最前列まで、人が押し寄せる。
 なかなかの風景だ。
 1980年代の小劇場の世界みたいだ。

 「浦さん、早稲田の第三舞台を思い出すね」。
 客席に居た友人に、思わず語りかけた。
 
 「次の曲にいきます。
 ルーシーインザスカイウイズダイアモンド」。
 大森さんのシンセとゾエさんのギターでイントロが始まる。
 ‘Picture Yourself in The Boat on The River・・・’
 頭の中の小さなジョンレノンが歌ってる。
 良い感じだ。

 「ルーシー、良かったよ」。ヤクザ文士の岩井さんが、
 第1部終了の後の休憩の時そう言ってくれた。
 「ありがとう」。そう答えたが、心の中では
 オレじゃなくてジョンが歌ってたからなあーと思った。

 リハーサルで心配してた'Mother natuers son'
変拍子の'Happiness is warm gun'大作'A day in the life'
よしいのコーラスを名人高安氏に丸投げした
 'Here, there,and everywhere'などことごとく上手くいった。

 そして名作「アビイロード」のメドレー。
 歌いながら背中で演奏を聴いていて、こりゃ凄いわと思った。
 ドラムソロの後では、ドラマー景山さんへ万雷の拍手。
 ジャズのライブ以外ではこんな光景は見たことがない。

 (つづく)

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