20代の頃同じ職場に居たI氏から、
「国連ジョーク」なるものを聞いた。
国連職員の間でかつて流行っていた
各国の国民性を表したジョークだという。
その内容はこうだったと記憶する。
豪華客船が座礁した。沈没は時間の問題である。
ところが客船の救命ボードは
子ども、女性、お年寄り分しか用意されていない。
船員は国別の客室に行き、
男性は海へ飛び込むように説得しなければならない。
アメリカの男性には「皆さんには多額の保険が掛けられている」
と説得する。
ドイツの男性には「国際法上こう定められている」と説得する。
イギリスの男性には「紳士は飛び込みます」と説得する。
フランスの男性には「愛する人のために飛び込んで」と説得する。
イタリアの男性には「モテる男は飛び込んで」と説得する。
そして日本の男性には
「皆さん飛び込むようですよ」と説得する。
今朝の報道番組で石川県のある市の職員が
「限界集落」を再生に取り組んでいる様子が紹介されていた。
お米を特産物としての売り出すことにに成功し、
農産物の直売場を作り、そこが大盛況となる。
官民の垣根を超えた新しい試みは当然強い抵抗があった。
「前例がないから」と。
彼の成功は職場の上司、地域の人、近隣の若者、省庁など
異なる集団を動かして結びつけたことにあると思った。
何よりも「常識・定説」を打ち破ろうとする
彼の意志・情熱・行動に裏打ちされたものだが。
彼はこう言う。「これが前例になる。全国に繋がる」と。
これを特集したテレビ局も見直した。
日本人は「右にならえ」だけではないのだ。
「もりもり盛り上がる雲へ歩む」山頭火
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