雨に負けて飲み屋に入った。
風が吹いたので飲み屋に入った。
陽射しに負けて飲み屋に入った。
台風が来たので飲み屋に入った。
一日に五杯のお酒をグビグビと飲み、
少しのモツ焼きと厚揚げと
ガツ醤油を食べる。
向かいで誰かが居ない人の悪口を言えば、
面白そうなので相槌を打ち、
横に出来上がった親父が居れば、
「もう帰んなよ」と諭す。
帰り道に酔ったままで電話をしては
言ったことを忘れてしまい、
電車に乗り過ごしては
起こしてくれなかった他人を恨む。
今日も一日ウソをついた。
ウソばかりついて
何がウソなのか解らなくなった。
人の話は参考程度に聞き流し、
書を読んでは前のページが想い出せない。
昨日何を食べたのかも想い出せない。
熱い夏にはビールをあおり、
寒い冬には燗酒をゴクリ。
みんなに変人・変態と呼ばれ
いつもニタニタ笑っている。
そんなバカな自分が好きだ。
*注 この詩(文)はフィクションであり、
特定の個人・団体とは関係在りません。
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