梅雨明けをして、本格的な夏になった。
昨日は各地で猛暑日を記録した。
昨日の夕暮れは良かった。
風が強かったためか、富士山がくっきりと見えた。
夏の富士もよい。夕暮れとなれば格別だ。
夕焼けがまた見事だった。
大きな紫色の入道雲。茜色、オレンジ色、黄色の光。
それらが刻々と形と色を変える。
「あの雲を見給え。
あれをそのまま表現できたら
どんなに素晴らしいことだろう。
モネならそれが出来る。
彼には腕力がある。」ポール・セザンヌ
高校生ころ陸上部に所属していた。
練習帰りの帰り道で大空を見上げては、
いつかあの空をそのまま描けるようになりたい、
そう念じたものだった。
夏の雲はいつも自分にとっての主題だ。
恐竜のプロントくん、キャットくん、
‘レクイエム’の怪獣とロボットのシリーズ、
‘洪水のあと’の動物たちの肖像シリーズでも
ずっと夏の雲を描き続けた。
「もりもり盛り上がる雲へ歩む」山頭火
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