2010年2月7日日曜日

中心と周辺

 日本は世界地図では極東に位置すると言われる。
 極東。東の果てと言う意味か。
 西欧中心の考えだ。

 行ったことはないが、北極や南極あるいは
 樺太やパタゴニアへ出掛けたら、 
 ここは世界の果てだと思うのだろうか。
 そんな見方は西欧中心主義と大差はない。

 初めての海外、スペインへ旅した時に
 経由して降り立ったのが、アラスカ・アンカレッジ空港だった。
 空港からの眺めは壮観だった。
 途中、飛行機の窓からマッキンレー山の威容が見えた。
 冒険家、植村直己さんが消息を絶った山だ。
 
 人を拒絶するような極寒の地にも、人々の営みはある。

 「世界の中心で愛を叫ぶ」じゃないけれど(見てないけれど)
 何処が中心で、何処が周辺かは主観の問題、
 あるいはある文化視点の刷り込みにしか過ぎないのだろう。

 昨日テレビで「フラガール」を観た。
 途中からだったけれど、以前もテレビで観ていた。
 ヒロイン蒼井優の親友徳永えりが、フラガールを離れる時泣いた。
 先生役の松雪泰子が、東京に帰ろうとする時泣いた。
 クライマックスの踊りの前に凄く泣いた。

 舞台が福島県なのも良かった。
 方言が良かった。「スイングガールズ」もだけど。
 実話を基に作られているのでリアリティが感じられた。

 僕は今日も東京の周辺に住んで、このブログを書いている。
 ここは確かに世界の中心でもある。
 

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