2009年12月1日火曜日

 双葉会 -双葉会旅行記3-

 双葉会は小千谷市立片貝中学校の第28回卒業生だ。
 先輩の17回卒業生はトナカイ。18回卒業生は永遠会だ。

 俺たちの学年は3クラス。当時100人強だった。
 中三のホームルームで、同級会の名前の原案が出された。
 誰かが言った。「おい、鉄人28号てばどうら?」
 「おーーーっ、いいのう。」「いい」「いい」。
 アホな男子(オレを含む)が同調した。

 担任の中村先生が仰った。
 「おめーーら、40過ぎても、‘鉄人28号’で集まる気らか?」
 一同黙り込んだ。結局、投票で双葉会に決まった。
 
 中一の頃、学校給食は牛乳の配布があるだけだった。
 アホな男子(オレを含む)は、女子が牛乳を飲んでいる時、
 わざとアホなことを言ったりして笑わせた。
 女子が、ブファーーーッと白い牛乳を吹き出す。
 「やったあああーーーっ!」本当に幼稚。
 だけど達成感があったなーーーー。

 当然のように、女子は誰も牛乳を飲まなくなった。
 毎日、大量の牛乳が残される。
 「これはマズイ」。同じクラスの直登と相談した。
「余った牛乳がもったいねえーや!」「どうするや?」「飲むか」。
 
 余った牛乳を飲んだ、確かヤッポも飲んでた気がする。
 「ごくごくごくごくっ」1本、2本、3,4,5,・・。
 オレは7本でダウン。直登は10本飲んだ。
 当然、腹を壊した・・・・。バカだ・・・。
 
 あれから何十年経ったのだろう・・・。
 目の前では、正敏と朋夫が「心の旅」を唄ってる。
 「あーーーっ、だから今夜だけはーーーっ、君を抱いていたいーー」。
 一体、こん中の誰を抱きてーと言うがら、オメは。
 
 一次会の静けさがウソのように、カラオケボックスは盛り上がっていた。
 まるで、中学校の修学旅行の続きみたいだった。
 (つづく)

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