双葉会は小千谷市立片貝中学校の第28回卒業生だ。
先輩の17回卒業生はトナカイ。18回卒業生は永遠会だ。
俺たちの学年は3クラス。当時100人強だった。
中三のホームルームで、同級会の名前の原案が出された。
誰かが言った。「おい、鉄人28号てばどうら?」
「おーーーっ、いいのう。」「いい」「いい」。
アホな男子(オレを含む)が同調した。
担任の中村先生が仰った。
「おめーーら、40過ぎても、‘鉄人28号’で集まる気らか?」
一同黙り込んだ。結局、投票で双葉会に決まった。
中一の頃、学校給食は牛乳の配布があるだけだった。
アホな男子(オレを含む)は、女子が牛乳を飲んでいる時、
わざとアホなことを言ったりして笑わせた。
女子が、ブファーーーッと白い牛乳を吹き出す。
「やったあああーーーっ!」本当に幼稚。
だけど達成感があったなーーーー。
当然のように、女子は誰も牛乳を飲まなくなった。
毎日、大量の牛乳が残される。
「これはマズイ」。同じクラスの直登と相談した。
「余った牛乳がもったいねえーや!」「どうするや?」「飲むか」。
余った牛乳を飲んだ、確かヤッポも飲んでた気がする。
「ごくごくごくごくっ」1本、2本、3,4,5,・・。
オレは7本でダウン。直登は10本飲んだ。
当然、腹を壊した・・・・。バカだ・・・。
あれから何十年経ったのだろう・・・。
目の前では、正敏と朋夫が「心の旅」を唄ってる。
「あーーーっ、だから今夜だけはーーーっ、君を抱いていたいーー」。
一体、こん中の誰を抱きてーと言うがら、オメは。
一次会の静けさがウソのように、カラオケボックスは盛り上がっていた。
まるで、中学校の修学旅行の続きみたいだった。
(つづく)
0 件のコメント:
コメントを投稿