2010年1月10日日曜日

つむじ風食堂の夜

 
 「深夜食堂終わっちゃったよ」。
 モツ焼き百薬の長で中田さんが言う。昨日の夜のこと。
 「深夜食堂」は、小林薫主演TBS放映のドラマだ。

 「バターライスの回」ではあがた森魚がゲスト出演。
 いい味を出していた。何十年か振りにバターライスを食べた。
 
 暮れからお正月の実家でのこと。
 父親の作った「のっぺ汁」が旨かった。「豚汁」に「雑煮」も。
 父は干し椎茸や、貝柱を水で戻して出汁を取る。
 下茹でや下拵えがとても丁寧だ。
 八十歳になった父は、歩くことが苦手だが料理の腕は健在だ。

 「顔も頭もオラの方がいいけど、
 料理だけはオメさん(親父)に敵わないの~」。
 親父は笑いながら返した。
 「オレがヒロシに敵わねのは、絵を描くことだけらいや」。

 図書館で「つむじ風食堂の夜」を見つけた。
 タイトルが気になったのと、帯に書かれたキャッチコピー
 「あなたはまだこの面白い小説を知らない」が気に入った。
 第1章「食堂」ではイマイチだなーと思っていたが、
 第2章「エスプレーソ」から第3章「月舟アパートメント」
 に入ると「おおっ、面白い」に変わっていた。 
 残りはあっという間に読み終えた。

 昨年読んだ小説「食堂かたつむり」も面白かった。
 食い意地が張ってるせいか、食に関する文章に惹かれる。
 山頭火日記と、子規「病床六尺」の食に関する記述も良かった。
 
 マンガ「深夜食堂」も大好きだし、同じ雑誌オリジナルに連載中の
 「玄米せんせいの弁当箱」も良い。 

 今日と明日は休肝日。
 夕飯に、サラミと茹でほうれん草、玉葱に柚をマヨネーズで和えて
 焼きチーズサンドイッチに挟んで食べた。
 カロリーは別にして美味しかった。
 明日の休肝日は何を食べようかな。 
 

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