2010年1月4日月曜日

北越雪譜

 新年、明けましておめでとうございます。
 
 2010年(平成22年)最初のブログです。
 何年いや、20年振りくらいの年末・新年の大雪でした。
 今日午前中までいた、郷里新潟県の話です。

 新潟は雪国なんだという、当たり前の事を改めて思いました。
 実家でのドライブ。
 晴れた日の雪景色は美しい。凡庸な風景が一変します。
 しかし、吹雪の日は・・・・・。

 ホワイトアウトって言葉を思い出しました。
 何処もかしこも真っ白で、右も左も前後も分からなくなることです。
 流石にそこまでいかなくても、10mの視界が効かないと苦しい。
 何百回と通っている道を、間違えました。それも三回も。

 昨日、越路町「明鏡寺」へ年始に行った時。
 やはり吹雪。視界は極めて悪い。慣れてない雪道のドライブ。
 細い道が雪でさらに細くなっている。間違えて一本手前の道へ。
 「あれっ?間違えた」。気づいた時はもう遅い。
 バックは出来ない。積雪のある山道へ迷い込む。
 周りの積雪は1m50cmを超える。道路の上には20cmの雪。
 雪国の多くの道は中央に埋められた消雪パイプで、雪を消す。
 そうでない処は除雪車がくる。
 しかし除雪しても、また雪が積もる。そんな山道だ。
 「遭難するかも・・・」一瞬、そんな考えが頭をよぎる。
 下りを数十m行くと、道路に雪の無い処へ戻った。
 ほうほうの体で寺へたどり着く。
 保育園・小・中・高と一緒だった、黒崎くんと奥さんに偶然会う。
 お寺への年始を欠かさない地域は、一体全国の何割あるのだろうか。

 除夜の花火も見た。
 元旦にはスターマイン(連続花火)が上がった。
 綺麗で幻想的。でも雪のせいで半分しか見えない。

 屋根の雪下ろしを最後にしたのは、二十代か三〇代だったか。
 今日やった。高さ1m弱の雪を屋根から下ろす。
 昔を思い出しながら。
 (つづく)
 

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