西武国分寺線の鷹の台駅。
駅前には松明堂ギャラリーがある。
今年の3月末に個展「洪水のあと」を開いたところだ。
3何前にも個展「レクイエム」を開いた。
この画廊にも立ち寄るけれど、楽しみは玉川上水の遊歩道。
毎日、西武線からも紅葉を眺めている。
それでも、玉川上水の遊歩道の中で味わう紅葉は格別だ。
とりわけ鷹の台から東大和へ向けての道が一番だと思う。
武蔵野の雑木林の緑が濃く深いからだ。
途中、武蔵野美術大学へ向かう道へ曲がる。
めあては大学ではなく、手前にある中華料理「東華園」。
ここの肉野菜ラーメンは僕の中でラーメンランキング1位だ。
普通の大盛の量はある。上にたっぷり載った肉野菜は、
ゆうに普通の肉野菜炒めの量がある。
これらがニンニクと胡麻たっぷりのちょっと辛めのスープに
ちょっと細めの縮れ麺が馴染む。これを半ライスと食す。
半ライスもどう見ても半ではない。
僕には量が多いのだけれど、当然全部食べる。
食べた後、ニンニク臭くなるのが難点。
デートの前はお薦め出来ない。
ラーメンで熱くなった体を持て余しながら、再び遊歩道へ。
夜は、側にあるテニスコートや学校が無いところは真っ暗だ。
暗闇は不思議だ。
離れて完全な暗闇に見えても、近づくと光がある。
「夢の中の光は何処から来るのか?」
米国の美術家ジェームス・タレルの展覧会のタイトルだ。
確かに、夢の中に現れる光は、眼で見ているものではない。
すっかり、葉が落ちた夜の雑木林を見ていると
「カーニバルの夕べ」を思い出す。
仏国の画家、アンリ・ルソーの名作だ。
あの絵の中にいる、アルルカンと村娘が現れそうな
そんな気がする。
今年の紅葉はこれからが本番だ。
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