2009年11月29日日曜日

晩秋 -双葉会旅行記1-

 昨日、お昼前に拝島を出た。
 鬼怒川温泉へ向かうためだ。
 天気が良くて、車窓から見た今年一番の紅葉だった。

 高田馬場でJRに乗り換え、西日暮里で東京メトロで北千住へ。
 北千住で東武鉄道に乗り換える。快速で鬼怒川温泉へ向かった。
 東武鉄道で日光へは行った事がある。でも鬼怒川温泉は初めてだ。

 電車に乗る夢を時々見る。
 仕事や、所用で何処かへ向かっているのだが、
 いつも乗り換えを間違って、目的地にたどり着けない。
 そんな夢だ。

 快速が各駅停車に変わったとたん、車外の風景が一変した。
 無人駅が多く、駅前には人家がまばら。
 しかし、紅葉はますます美しい。
 もみじの鮮やかな赤と黄色。えび茶色の雑木林。
 あと一週間もしないうちに、すっかり冬の景色に変わるだろう。
 
木々が電車に迫ってくる。
 まるで、夢の中で見た光景に思えてくる。
 遠くの山並みは、暮れかけた太陽の光を浴びて輝いている。

 頭の中で、ジョンが歌ってる。
 「ディアー、プルーデンス。出ておいでよ。
  新しい日に挨拶しなよ。
  太陽は昇り、空は青い。それらは美しい。君みたいに・・」と。
 
 かぐや姫が続いて唄う。「ひとりきり」だ。
 「汽車は行くよ。煙吐いてーー。トンネル越えたら竹中だーー」。
 
 北千住から2時間45分。鬼怒川温泉駅に到着。
 4時15分前だった(つづく)

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