2009年11月1日日曜日

二流の人

 友人であるケダモノ中西さんからメール。
 「日記が面白い。一年続けたらアル中じゃないと
 認めてやるよ」だってさ。はははは。

 ビートルズ研究会で仲間のリコ先輩みたいに
 「よしいさんの青は素敵ねーー」と何で素直に
 絵を褒めてくれないのか・・。まあいいけど。

 「レクイエム・怪獣と大ロボットシリーズ」も
 前回個展の「洪水のあと」も「暗いね・・・。」と言われる。
 実は「キャットくん」も「あくまくん天使」も
 別に明るくない。キャラクターが可愛く?見えるだけだ。

 今回のプロントくんは、明るい絵にしようと決めて描いた。
 アニメの原画を写メールで知り合いに送った。
 昔のバンド仲間、粟飯原さんに「哀愁がある」と返事が来た。
 勿論、褒め言葉と信じている。

 ちょっとしたベストセラーになった本「怖い絵」。
 3巻まで出ている。まだ1巻しか読んでないが面白かった
 たぶん3巻まで読むだろう。
 その中にはいかにも怖い絵と、えばドガの「踊り子」の絵のように
 一見怖くない絵もある。
 実は怖い絵だったと言われた絵の方が、脳裏に残った。

 「洪水のあと」の絵を見て、明るくなったね元気にそうに見える、
 言ってくれた人もいた。考えてみれば名画と呼ばれる作品に明るいと
 単純に言える絵はあるのだろうか。
 
 僕のライバル、ダ・ヴィンチの「モナリザ」もフェルメールの
 「青いターバンの少女」も宗達の「蓮池水禽図」も梁楷の山水画も
 明るい絵とは言えない。ピカソの人気シリーズ「青の時代」なんか
 色調も主題も暗い。

 明るい・暗いと言う二元論が面白くないんだな。
 僕はよく「よしいさんは明るいですね。悩みなんかないでしょう」
 と言われる。面倒だから「はい」と答える。

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