2009年10月7日水曜日

プロントくんの冒険

 アニメーションを作っている。
 完成したら、1分くらいのミニミニアニメだ。
 タイトルは「プロントくんの冒険」。恐竜のプロントくんが、大海原を旅して人間の世界にたどり着く。
 
 アニメーションの制作は10年来の夢だった。
 抽象画の制作に一区切りつけたら、プロントくんが生まれた。
 続いて現れた「あくまくんと天使」シリーズの時、アニメのラフを初めて描いてみた。
 大学時代の友人で、「ドラゴンボール」「ワンピース」の作画監督を務めていた山室くんに見て貰った。

 アドバイスを貰ったが、実現しなかった。「キャットくんとふしぎなプール」の時は、アニメ専用紙に
 下描きまでした。でも断念した。絵本を完成して自費出版するだけで、精一杯だった。
 アニメーターでイラストレーターのたむらしげる氏に絵本を送ったら、アニメにしたら面白そうと
 返事をいただいたのに、だ。

 今度こそ完成するメドがたった。気負わずにモノクロのミニミニアニメでいいと割り切ったからだ。
 まだ撮影はしていない。絵は7割方完成している。次回の個展での上映や、ホームページでの
 公開も考えている。

 考えてみれば、最初に感動した映像作品は「鉄腕アトム」「鉄人28号」「8マン」だった。
 夢中になって見て、それらを繰り返し描いた。今でも100枚を超える保育園時代の作品がある。
 今と描いている内容があまり変わってないことに気づいた。

 僕のプロントくん、キャットくん、ロボットや怪獣はそれらのアニメに対する憧憬から
 生まれたに違いない。

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