2009年10月26日月曜日

中越地震 その2

 火曜日には電気が復旧していた。
 テレビニュースでは地震の被害をトップで伝えていた。
 ガスも水道も止まっている。余震は続いている。
 
 けれど、チャンネルを変えればプロ野球やバラエティなど、
 地震とは無縁のいつもの日常があった。
 自衛隊が救援に来ていた。
 自衛隊がこの町に救援に来たのは38年の豪雪の時以来だ。
 あの時は町全体が雪に埋もれていた。4mはあったと思う。
 次の年に新潟地震があった。

 夜も震度4くらいの余震が次々に来る。
 布団で寝ていても何度も目が覚める。
 目の前の大きな箪笥が倒れたら、大怪我ををするだろう。
 次の日、40キロ離れた母の郷里守門村に電話した。
 母は祖母に会いに帰っていたのだ。
 その時だ。

 大きな地震が起きた。ソファに座っていたが全く動けない
 後で聞いたら、震度5強だった。
 23日の地震は震度6.誰も動けなかったはずだ。
 余震が恐ろしくて、家の中で寝られれない人もいた。
 母を迎えに守門までいった。いつもの道は不通なので
 柏崎経由で、片道4時間近くかかった。往復8時間弱。
 余震は1週間経っても続いていた。

 終

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