火曜日には電気が復旧していた。
テレビニュースでは地震の被害をトップで伝えていた。
ガスも水道も止まっている。余震は続いている。
けれど、チャンネルを変えればプロ野球やバラエティなど、
地震とは無縁のいつもの日常があった。
自衛隊が救援に来ていた。
自衛隊がこの町に救援に来たのは38年の豪雪の時以来だ。
あの時は町全体が雪に埋もれていた。4mはあったと思う。
次の年に新潟地震があった。
夜も震度4くらいの余震が次々に来る。
布団で寝ていても何度も目が覚める。
目の前の大きな箪笥が倒れたら、大怪我ををするだろう。
次の日、40キロ離れた母の郷里守門村に電話した。
母は祖母に会いに帰っていたのだ。
その時だ。
大きな地震が起きた。ソファに座っていたが全く動けない
後で聞いたら、震度5強だった。
23日の地震は震度6.誰も動けなかったはずだ。
余震が恐ろしくて、家の中で寝られれない人もいた。
母を迎えに守門までいった。いつもの道は不通なので
柏崎経由で、片道4時間近くかかった。往復8時間弱。
余震は1週間経っても続いていた。
終
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