LET IT BE は事件だった。
それは小六の時だった。同級生の正敏くんがスキー授業の時、足を骨折をした。
そして見舞いの品としてビートルズのレコードを、父親に無心したと言う。
それが巡り巡って、僕の処に来た。貸して貰ったのだ。
それまでの音楽と違う。その当時家にあったレコードはドリフターズとか歌謡曲だった。
ビートルズの音楽は脳に痺れた。小学校の校門前の坂を上がりながら、大きな声で唄った。
「レルビー、レルビー!」と。
浦沢直樹のマンガ「20世紀少年」。あの名作の中でも、それまで原っぱの秘密基地を
喜んでいた少年達の一人がロックに目覚める場面が描かれいる。
LET IT BE によって僕の青春時代が幕を開けた。そう思う。
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